ご機嫌いかがですか?
ジャズヴォーカリストのKazueです。
2005年、ジャズに恋して希望と不安を胸に独りでNYへワンウェイフライトでやって来たました。
右も左も分からないNYでアメリカ人でも滅多に経験し無いことを体験し、あっという間に10年以上が過ぎました。
最近ジャズを習い始めた人達やギグで歌い始めた人達から、どうジャズヴォーカルを勉強したら良いか聞かれる事が多くなりました。
勿論、ジャズは”Sing like talking.”とか”Sing your story.”が基本ですが、ジャズの基本をとなる英語の発音をマスターせずに、初心者がいきなり表現力や説得力のある歌唱を追求するのは至難の技です。それから役者の様に一人芝居の世界に入り込んじゃうのもジャズではToo Muchです。
また、20年以上NYに住んでいる友人からは、
NYに住んでいるアメリカ人は、他の都市に比べるとかなり日本人の”サムライ”英語を理解してくれます。色々な国の人が来て生活しているので強い訛りのある英語を聞く機会が多いからです。私の主人も多くの留学生に教えているので、今では自分の英語が彼らの話す間違った文法の影響を受けてしまっていると苦笑してます。
ジャズを歌うには以下の2つのエクササイズがとても大事なんです。
- 発音記号を学び口の動きと英語の音の仕組みを正しく理解する。→英語を聞く耳(脳)と英語を話す口を育てる。
- メロディーをつけずに歌詞をジャズの4ビートのリズムに言葉を乗せて、ラッパーの様に発音する→英語独特のリズムを身につけ、言葉をスイングさせられる様にする。
言い換えると、ジャズヴォーカルを基礎からコツコツ勉強すると、自然に英語の発音もヒアリングも上達します。英文法やらイディオムやら、受験英語はこの際忘れて、英語のサウンドを楽しく勉強してみませんか?
このブログでは他に、ジャズスタンダードの歌詞の解説やNYのジャズシーンで出会った素敵な人たちの話も綴っていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
Have a nice day!